レーシックを受けたメジャーで大活躍中の松坂選手ブログ:151021
わが家では両親と子どもの間で
連日、挨拶をきちんとすることを、
目標の一つにしています。
家では嫁がリーダーですから、
子どもに何かしてやったときには
必ず「ありがとうは?」と迫っていて、
やがてみんなが
「ありがとう」と言わされるようになりました。
ところがあるとき、
わたくしは家で
「ありがとう」としか言っていないことに気が付きました。
大きな子どもとして
嫁の世話になっているばかりであったということです。
「ありがとう」は
何かしてもらったときの言葉で、
待っている言葉です。
一方、嫁は何と言っているかというと、
「どうぞ」なんです。
世の中は持ちつ持たれつだと言われていますが、
「どうぞ」と言う人がいるから
「ありがとう」と言うことができるんですよね。
ギブアンドテイクが社会における基本的な人間関係ですが、
考えてみれば常にギブが先なのです。
子どもは両親の働く後ろ姿を見て育っていくわけですが、
それは「どうぞ」と言っている姿です。
両親と子どもが向き合って、
子どもがいつも両親に「ありがとう」と言っているしつけ方では、
子どもはテイクすることしか身につきません。
両親の後ろ姿を見て、
両親のまねをするようにし向けるしつけが無くなっているようです。
プリーズとは、相手を喜ばせるという意味です。
家族がお互いに相手に喜んでもらおうとするとき、
温かさが醸し出されます。
みんなが「ありがとう」としか言っていないなら、
家族はつながりようがなくなります。
社会人であるためには当然として、
家庭で父親として旦那としての処し方を振り返える
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嫁が「ありがとう」と言えるように…